班分けして所定のテキストから各班で考えた舞台装置(椅子)を、3つのグループに分かれて製作する。
わたしの所属したグループは白い椅子。
若干のアシンメトリーが演劇舞台装置ぽい。
ほぼ自分のイメージしていた椅子に出来上がって、自分では満足。
さらに嬉しいことに、同グループのお一人が自分の家で使いたい、とこの椅子を持って帰られた。
『家に椅子がなかったから、嬉しい』と。カワイイ。
他のグループの作品。
自分には想像もつかない装置。
”彼らは舞台慣れしてるんだろう。そもそもテキストにそんな意図あるのか。”
斜に構えた(勝手な自分の想像に根ざした)己の思考に、自分で嫌気がさした。
知らない間に、俗っぽい固定観念や『自分のアイデアの素晴らしさ』に縛られていたんだと思う。
非常に自分が情けなく、ちっちゃく思える。
今まで生きた時間や経験を考えたら、それらに囚われる事も仕方ないし、人生全体の中ではそれはそれで素敵だとも思える。
しかし物を作るという事に関しては、常に新しいモノや他者の考えには敏感でありたいし、敬意を払えるようありたい。
自分の感受性くらい、自分で守れ、バカモノよ。
ー茨木のり子
ああ、ばかものよ。



No comments:
Post a Comment