2016/04/07

桜の気


家の近く複数の箇所に桜が咲いた

歴史のある場所だけに、古木も多い
 



昼間の桜はとても可憐で優美

ほのかに香る桜は単純に美しいと思える




が、夜桜となると途端に雰囲気がかわる

特に神社隣の狭いスペースに植わった桜からは、おぼろげな妖気が伺える

取り憑かれたように数日通った





ただただ口を開けて桜を見上げる

周囲を木立に囲まれているせいか、気が動かない。滞る、というのか。























頭は働かず心は不思議と落ち着く

が、やはり心はどこかにいっているトリップ感覚



恐怖を伴う妖力というには、少し違うが

心奪われる美しい魅力に取り憑かれる

地元の者しか集まらなさそうな、この不思議な場所は

自然の濃厚な『気』が渦巻いている。気がする。







身体中にとぐろまいてくる、妖しい雰囲気を身にまとって家路につく

家に帰るとグッタリしてしまうのが少々つらい。

 が、今夜も心地よい。








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