2015/04/23

福島バウンド


約二年ぶりに福島へ

ほぼ春なのだが、やはり北国、夜になるとさすがに寒い


私のいろんな原点となっているこの街

複雑な想いを湧き返すこの街


福島デスティネーション、と銘打って観光客を招こうとしている

この街が安全なのか、否か


正直わたしにはわからない、たぶん、誰にもわからないんだろうと思う

でも、とにかくこの街には人が住んでいて、この街を愛している

いろんな事実が私の頭と心をかき回す。




ここで暮らす友人に会いに行く

工芸の世界に入るキッカケをもらった

いつも歓迎してくれる、とても愉快で心地よい時間をいただく

気が合うとか、楽しいとか、そういった関係だけではない、

人生の刺激をくれるという意味で、良き友人。






  

彼の人がら溢れる優しい作品




いつ来ても変わらない風景








絶対的安全が昔話になってしまったこの国で

なにが危険なのか、を判断するのは個人ひとりひとり


判断の基本は種々の情報だけど、一番考慮にいれたいのはやはり

自分たちの次の世代に渡す世界。

自分たちの前の世代が命をかけて守ってくれたこの世界

 どんな世界を残してあげるべきなのか。


福島の人たちが、本気で自分たちの故郷を愛している姿をみて美しいと思った。

 たぶん、皆そうなんだと思う

この国を大事にしたいと思ってる。


大事にしたいなら、理念だけでなく、地味(地道)な行動から。



”あなたの理念は立派だけど、普段の言動が伴ってないよね”

今回の旅の終わり頃、東京で言われた痛恨の一言。


胸に刻み込んでまた一歩。また一歩。。。