この数年間、山中の工房で過ごしている
三方はすぐ山
一方は少し離れたとこに山
隣は小川
夏は日差しがきついし
冬は寒さがきついし
春から秋にかけて湿気がきつい
季節ごとにいろんな生き物がやってくる
蛇、猿、鹿、猪、その他昆虫たち
みな生きるのに必死なので、お友達感覚で気楽には付き合えない(戦いに近い)
都会暮らしが長かった自分にとって
良くも悪くも、この場所は自然に満たされている
季節ごと気候ごとに表情を変える、工房となりの小川を観察していると
自然とは流れだ、と思う
始まりも終わりもない流れ、ただぐるぐると
生き物は皆あますところなく、そのぐるぐるのなかで生きてる
流されず、抗わずに
余計な考えもスタイルも持たずにただそこにある
自然と共にあるお隣の犬をみていると
自分には程遠い境地に思える
それでも、少しずつでも学びが感じ取れるこの環境は、悪くない。